お姉が死にました。
ママの部屋で急死です。
休み明けに仕事に行ったら同僚から「昨日出掛けてた?」ってきかれて。
家族から電話来てたって。ドキンとした。
しぱらくして当直だった病棟ナースさんが休憩室にきて私に電話があったって。
え?2日連チャンで?
「お姉さん亡くなったって」
え?お姉?
さて、どうしよう。
とりあえずママに電話。案の定支離滅裂で泣きわめいてる。どうしたらいいのーって。遺体はそのままらしい。
ほんとに・・・お前に期待はしてないよ。
とりあえず急遽休みをもらってママ宅へ。
スマホで調べてまた電話
「遺体にはさわるな」
バスとチャリで到着。
ママの部屋でやっぱり死んでる。
死んでからの時系列を聞いてもなにも答えられない。とりあえず概要を聞いて110番をした。
まもなく救急隊到着。死亡確認をとってもらう。うつ伏せで、カエル座り状態。
手指の先端はチアノーゼ。角膜も両目白濁。
体温は27度位だったかな?結構低い。
警察もきて、刑事さんもきて色々聞いていった。
案の定ママは明後日な受け答え。
眠剤と酒でラリってるんだか変なテンション。
何回もたしなめた。刑事さんは気をつかっていいですよーっていってくれた。
死亡現場を調べるためにお姉の部屋にママと置かれた。
「早く帰ってよー」「なんも悪いことしてないのにー」グチグチ
こいつ殺してやろうか。
遺体丸一日放置してたバカはだれだよ。
お前がお姉を殺したろ、救急車も呼ばないで。
そのうち私だけ刑事さんの車に呼ばれて話をした。
やっぱり、この状況でママのような受け答えをする人はまずいないらしい。
なので、時代が時代であれば発達障害の診断はつくレベルだし、あれで通常運行ですと答えた。
その後、なぜかしきりと1000円を渡そうとやっきになるママ。いらんと言ってもバカみたいに押し付けてくる。
あったまきた。
刑事さんたちがお姉の部屋にいってる間に怒鳴りあい。今までと鬱屈した思いを怒鳴り散らした。
叩いてくるから叩き返して度突き返した。
ママ部屋の隅っこに吹っ飛んでった。
でもプライドが許さないのかなんでもない顔してた。あーもー死んでくれ。
甥っ子も言ってるけど、もう話にならない。
話が通らない。都合のいいところばかり聞いてる。
もうあの人はダメだ。
いやはや。